美学的な面からみた歴史的発達
趣味のなかには、いくらか変らない点がみいだされます。
わたしたち白人の女性たちは、ほとんどいつの時代にも、ごく最近になるまでは、できるかぎり白い皮膚、脱毛された肌をもつことを夢みてきました。
百合のような肌の色、乳のような白い色、というのが、何千年かのあいだ、恋に悩む詩人たちの熱狂的な讃めことばのなかに、いちばんよくでてきた形容詞です。
今口では、人々は、太陽に黄金色にやかれて海水浴をしている女性たちを見ながら、貧血したように蒼白いロマン派時代の女主人公ならば、恐怖でありスキャンダルであったにちがいないようなことも、べつになんともおもっていない。